食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

西新宿チャーシュー麺専門・中華そば「ピース」〜清潔な一杯に、ほんの少しのスキャンダルを

新宿という街は、四季のようにラーメン屋さんが生まれては消えていく。パスタの食材を買いにスーパーに向かう途中、ふと、ニューカマーの店に出逢うことも多い。 視線の端に、まだ見ぬ暖簾が揺れていた。看板には、穏やかな緑色の文字で「ピース」。「おや?…

新宿 思い出横丁「かめや」〜濃い蕎麦つゆに沁みる、立ち食いの哲学

新宿・思い出横丁にある「かめや」は、昭和46年(1971年)に創業したファスト蕎麦。カウンター8席、仲通りと表通りが交差する十字路にあり、戦後の屋台文化の流れをくみつつ、長年変わらぬ味を守り続けている。 「かめや」の蕎麦を味わうことは、すなわち新…

「名代 宇奈とと」新宿センタービル店〜640円から始まる“うなぎ日和”

鰻は大好きだが、値段のハードルが高く高嶺の花。仕事場の新宿壱番街にウナギ屋さんがあるのは知っていたが、どうせ手が出ないと思って値段も見なかった。ある日「日曜営業はじめました」の看板を見ると「うな丼」が640円。これなら“鰻ある暮らし”ができる。…

握られたら最後、もう戻れない!おむすび米屋の太郎 新宿センタービル店、禁断のおにぎり革命

新宿の地下には、さまざまな食の風景が広がっている。ある日、突然、おむすび屋が現れた。せわしない新宿に、ファストフードの握り飯は似合っているようで、不思議な感じがする。 昼間の喧騒がひと段落した夕方17時半、新宿センタービルの地下通路を抜け「て…

舎鈴 新宿センタービル【新宿壱番街】〜一杯で語れる物語、蒼き龍が見える

あらゆる国の料理が所狭しと並ぶ新宿センタービル(新宿壱番街)のなかにあるラーメン屋さんが「舎鈴(しゃりん)」である。2011年に赤羽1号店をオープン。コンセプトは「毎日食べられる 美味しいつけめん」 内観 味玉そば890円 味玉そば大盛り990円 ニラそ…

カフェ・クリスティ〜ヨーロッパの森に迷い込んだ小牧の朝

その喫茶店は、ヨーロッパの森に迷い込んだような佇まいをしていた。 小牧市。織田信長が城を構えた街に、赤レンガと塗り壁の、優しくてちょっと不思議な建物がある。名前は「カフェ クリスティ」。可憐で、少し気取ったような響き。 営業時間は、毎日AM7時…

ROCK FISH〜グラスの中の銀座、心の中のソウルメイト、別れと再会をつなぐ一杯のハイボール

BAR

銀座7丁目。新橋駅から雨上がりの夜の舗道を歩いていた。雑居ビルの7階に、その店はある。 店の名は"ハイボールの館"、"ハイボールの聖地"と呼ばれる「ROCK FISH(ロックフィッシュ)」 銀座駅、新橋駅から徒歩5分以内の立地にあり、20年以上も銀座で作り続…

真鯛らーめん『麺魚』錦糸町パルコ店〜ロマンか罠か、旨味の核心

「鯛出汁ラーメン」。この言葉には、食欲をくすぐる魔力がある。だが同時に、ラーメン界では“扱いが難しい荒馬”でもある。これまで真に満足できる一杯に出逢えていない。 鯛の出汁は繊細で上品。ただ、鶏ガラや豚骨のような強い動物系スープと比べると、味の…

伊香保温泉・石段スイーツ〜湯の花パン、利休庵の甘味

伊香保温泉のシンボルの石段は天正四年(1576年)、武田勝頼が湯元から源泉を引くために造らせた。当初は315段だったが、平成22年(2010年)に365日、賑わう願いを込めて365段になった。そんな石段の途中には足湯や休憩所などが立ち並び、フッと息をつける。…

木暮茶寮〜伊香保温泉、清流を食べる日本一のうどん

伊香保温泉は、名湯と石段と、うどんの町である。群馬県は、全国屈指のうどん消費量を誇る「うどん県」。ひもかわ、水沢うどんが有名だが、推したいのが「伊香保うどん」 これまで旅先ごとにうどんを口にしてきた中でも、日本一に挙げたいのが創業49年の創業…

「ホープ軒 千駄ヶ谷店」、大学野球と神宮球場、ゆるくて完璧。一杯に魂が溶ける。

何年も前から「今度こそ行こう」と思っていた千駄ヶ谷の『ホープ軒』。神宮球場の帰りに毎回、目にしながら、そのたびに混雑か、次の予定があって入れずじまいだった。 創業は昭和35年。ラーメンが一杯50円だった時代、赤坂・新橋・渋谷を屋台で回ったという…

丸亀製麺〜木村拓哉に導かれ、塩魔大王、うどんに還る

ライターになった2017年。理由は思い出せないが、夕食は毎日、新宿・小滝橋通りの丸亀製麺だった。 正社員ではなくアルバイトだったので、仕事は17時まで。空がまだ明るいうちに暖簾をくぐり、必ず「釜玉うどん(並)」を注文する。それが日課。当時は確か、…

紅虎餃子房 池袋サンシャイン〜音も香りも余韻になるチャーハンと餃子の物語

紅虎餃子房(べにとらぎょうざぼう)は、1996年創業の中国料理店。わざわざ中国から厨師、点心師を召集して作り上げる料理は力強い大陸の味を提供する。 池袋サンシャイン3階にも店舗があり、全国に展開する紅虎餃子房の中でも、アクセスの良さと観光・ショ…

秋葉原ミルクスタンド〜大沢牛乳とMILK SHOP LUCK(酪)

ミルクスタンドという文化がある。オタクやアイドルの聖地・秋葉原駅の総武線の上下線どちらにもある。東京に11年住んでいながら、今年初めて存在を知った。そもそも日本に「ミルクスタンド」なんて文化があるのを知らなかった。たぶん『こち亀』に登場した…

新宿 思い出横丁「うなぎカブト」〜炭と沈黙と、鰻の余韻

新宿・思い出横丁にある「うなぎカブト」 創業は戦後まもない昭和二十三年。扱うのは、鰻のすべて。頭、背びれ、腹びれ、肝、レバー、しっぽ。ありとあらゆる部位を、備長炭で炙る。 鰻の串焼き、一本。思い出横丁の仲通り、十字路のクロスロードに佇むカウ…

『月とクレープ。』案内帖、100円で旅する、記憶の食卓

月とクレープ。Amazon Kindle 『月とクレープ。』は、2024年6月9日に発売された全28ページの短編エッセイ集です。価格は100円。著者・YAMATOが綴る、食にまつわる憶い出6篇が収録されています。 Amazon Kindleの電子書籍限定の刊行で、紙の書籍はありません…

「すし屋 銀蔵 」新宿センタービル店〜仕事から15秒、口福一直線

仕事場から歩いて15秒にお寿司屋さんがある。こんな贅沢ない。「すし屋 銀蔵」は昭和59年創業の株式会社だん家が運営する寿司のチェーン店。都内に30店舗を構える。 新宿センタービル店は平成24年(2012年)に開業。もう10年以上の歴史がある。 さくら握りセ…

華心苑〜新宿最強の街中華、梁山泊の五目そば

新宿駅に直結した新宿壱番街(新宿センタービル)に最強の街中華がある。TBSの番組『町中華で飲ろうぜ』でもテレビ東京のドラマ『ザ・タクシー飯店』でも紹介されていない知る人ぞ知る名店。華心苑。 広東料理と四川料理を中心とした本場の味が楽しめるお店…

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