2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
外国人観光客、営業帰りのサラリーマン、これからどこかへ向かう女性たち。平日も祝日も関係なく、新宿はいつも騒がしい。 「Cafe HAITI|カフェ・ハイチ」 新宿のど真ん中にありながら、この静けさ。どこか懐かしい店の佇まい。落ち着いた壁の色、アンティ…
フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》に出会ったあと、マウリッツハイス王立美術館を後にした。帰り道、ふと目に留まったのが、デン・ハーグにあるラーメン屋、麺処『匠』。 「郷土料理も食べていないのに、ラーメンなんて食べてる場合か」と自分にツッコミ…
14回目の海外旅行にして、初めて郷土料理を食べなかったオランダの旅。惜別と後悔を抱えて寄ったのが、アムステルダムのスキポール空港の入り口にある「Happy Seafood」 ニシン、タラ、ムール貝のフライ、カレイ、イカリングなど、さまざまな魚介の軽食を扱…
東京で暮らすようになってから、マクドナルドに行く機会がなくなった。唯一お世話になるのが、空港の出発前。小学生の頃、ご馳走といえば「すき焼き」か「マクド」だったが、上京してからは足が遠のいた。味は好きだが、食いしん坊が満腹になるには1000円を…
桜が散りはじめる4月半ば。埼玉の川越や上尾の河川敷では、菜の花が一面に咲き、目を潤してくれる。 先週、群馬県の万座温泉に連れて行ってもらった帰り、うっかり先輩の車にNikonのデジカメを忘れてしまった。日曜日、西大宮までそれを取りに行き、一緒に昼…
ゴッホの《ひまわり》に匹敵する花の絵画があるかもしれない。ポーラ美術館が所蔵しているオディロン・ルドンの絵。美術館に問い合わせると、新橋にあるパナソニック汐留美術館で展示されている。楽しみに向かったが、到着して愕然。なんと水曜お休み。月曜…
墨田区や江東区などの下町ではなく、新宿から近い中野区で下町情緒を醸し出す鷺ノ宮(さぎのみや)。西武新宿線の駅から徒歩2分。「金次郎」と書かれた青果。その勤勉な名の2階に、「Japanese curry」を掲げるカレー屋がある。 「Japanese curry」を標榜する…
2018年3月オープンのモダン中華『 O2(オーツー)』 シェフ大津光太郎さんが故郷の清澄白河で「地域に愛される店」を目指し、本格的な中華料理を提供。中華料理とワインのマリアージュも力を入れている。 店名の「O2(オーツー)」はシェフ大津さんの名前か…
新宿駅西口から徒歩2分。1976年創業の老舗バー&居酒屋「バガボンド」は、この立地にして隠れ家のような空気をまとった店。店名の「放浪者(VAGABOND)」は、落ち着きなく新宿をうろついている自分に妙にピッタリだ。 2025年4月11日(金)、前職の仲間4人で集…
伊豆へ向かう踊り子号の車窓から熱海のブルーオーシャンが見えたとき、窓際の席にいた映画ライターの方が思い出を話してくれた。 「駅の近くに美味いラーメン屋があるんだよ。2017年に『火花』の撮影を取材したとき帰りにスタッフたちと食べたんだ。菅田将暉…
2025年3月13日(木)。朝、目が覚めると、風邪は少しマシになっていた。とはいえ、まだ体調は悪い。16時には両国国技館でボクシングの世界タイトルマッチの観戦が控えている。こういうときは、カレーの出番。 半月(2種盛り)の魅惑 チキンカレー×ココナッツ…
新宿・思い出横丁、もつ焼き「きくや」は1956年(昭和31年)創業。継ぎ足しのタレと特製塩が効いた串焼き、そして独自ブレンドの酎ハイで知られる。思い出横丁の柳通り(線路通り)の端っこにあり、カッコよく言えばテラス席でも食べられる。 酔いどれたちの…
2023年4月20日、まだ会社員、まだタイムカードがなく、まだオフィスが高田馬場にあった頃。「きくらげたまご」を求めて高田馬場『餃子荘ムロ』へ向かった。 まだ空が明るい17時。オフィスでは、みんな一生懸命、あくせく働いている。ライターという自由業だ…
神奈川県川崎市の中でも、落ち着いた住宅街として知られ、緑も多く穏やかな空気が流れる鷺沼駅(さぎぬまえき)。渋谷から田園都市線でわずか20分ほど。そんな都市の暮らしと自然のちょうど真ん中あたりに、ひとつの蕎麦屋が静かに佇んでいる。 名を「手打蕎…
高田馬場駅から徒歩約7分、早稲田通りを歩いていくと、にぎやかな通りの中にひときわ目を引く中華料理店がある。「秀永(しゅうえい)」 オレンジ色に緑の文字が浮かぶ看板と、昔ながらの食品サンプルが目印。昼時ともなれば店の前には長蛇の列。平日であろ…
「焼肉こよい」は奈良県桜井市、国道169号線にある焼肉屋さん。1967年の創業。物心ついた頃から30年以上通っている。大学生になるまで野菜も魚も食べられない肉食獣だったのは「焼肉こよい」の影響かもしれない。ブラインド焼肉をしても、焼肉こよいの肉は当…