
ミルクスタンドという文化がある。オタクやアイドルの聖地・秋葉原駅の総武線の上下線どちらにもある。東京に11年住んでいながら、今年初めて存在を知った。そもそも日本に「ミルクスタンド」なんて文化があるのを知らなかった。たぶん『こち亀』に登場した気がするが、すっかり忘れていた。
- 秋葉原ミルクスタンドの歴史
- パスラチャライズコーヒー
- 安曇野牛乳
- あんぱん、安曇野牛乳
- フルール牛乳
- 群馬県みんなの牛乳
- 北海道タカナシ特濃牛乳
- 飛騨牛乳
- 1日分のカルシウムと鉄分
- フルヤ 4.2特濃乳
秋葉原ミルクスタンドの歴史

三鷹へ向かう上り
大沢牛乳は1950年(昭和25年)、雪印乳業を販売する店として創業。戦後復興で忙しいサラリーマンの朝食を支えた。当時は「牛乳」「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」など5種類だったが、現在は50種類。野菜ジュースや青汁、ご当地牛乳などが増えた。

営業時間は6時30分から18時45分まで。年中無休。地方から上京した人にとっては「ご当地牛乳」、外国人には日本しか見かけない「フルーツ牛乳」や「コーヒー牛乳」が人気。かつては首都圏にミルクスタンドが24もあった。
パスラチャライズコーヒー

パスラチャライズコーヒーとフレンチトーストのハムチーズ300円。
安曇野牛乳

あんぱん、安曇野牛乳
お日柄もよく、夏が里帰りした気温。あんぱん、安曇野牛乳、300円。餡とミルク、ブラック&ホワイト。お昼ごはん。栄養補給ではなく郷愁補給。秋葉原@チープ。だけど美味い。今では外国人旅行者の観光名所化している。牛乳とコーヒーの多様性、彩り、テイクアウトではなく瓶を返却するスタイル。アートであり文化。寿司や丼飯が屋台のファストフードだった江戸時代にタイムリープした気分。
フルール牛乳

千葉へ向かう下り
千葉方面へ向かう側は「MILK SHOP LUCK(酪)」とオシャレな名前。

人形町に向かう前の一杯。フルーツ牛乳140円。フルーツ牛乳は外国にはないメイド・イン・ジャパン。だから観光客に大人気。電車を降りて5分後の電車が来るまでに飲み干す。せわしない題名のない日常を肯定してくれる。甘く切ない優しさ。移ろいゆく時代の中で変わらないことも進化。東京と牛乳は、今日も全速前進。
群馬県みんなの牛乳

錦糸町へ向かう前の朝の一杯。次の電車が来るまでの6分一本勝負。

小倉あんぱん110円、群馬県みんなの牛乳190円。政党みたいな名前だが、低温殺菌の高級牛乳。ミルクというより乳(ちち)を飲んでる口当たり。ブラックホールならぬ、ホワイトホールの磁力。
北海道タカナシ特濃牛乳

北海道タカナシ特濃牛乳200円、たまごロール120円。まったく濃厚さはなく日テレよりスッキリ全開。めちゃ美味しくて好みの味。たまごロールとのマリアージュも完璧。
飛騨牛乳
プレミア12を終えた2024年11月27日(水)。昼ごはんに帰ってきた。

飛騨牛乳170円、白あんぱん110円。白×白のホワイトブレス。牛乳はミルク感ないスッキリのホワイトウォーターなので白あんの甘味をマリアージュさせると、冬のせいにして暖め合う。
1日分のカルシウムと鉄分

冬が来た。だから冷たい牛乳を飲む。寒さは寒さを持って制す。

「1日分のカルシウムと鉄分」180円。そのまんま東な名前、他になかったのか。だが、健康にホワイトラブな一本。ミルク感濃厚でグラタンコロッケパン120円とマリアージュする。
フルヤ 4.2特濃乳

冬が本気を出すとホットミルクが恋しくなる。炬燵で飲むより、寒空のホームで飲むとあったかさが沁みる。

フルヤ 4.2特濃乳170円と焼きそばパン130円。生乳を90%使用、クリームでコクをプラスした加工乳。まったり舌に炬燵を用意してくれる温かさ。冬はあったかい。
食の憶い出を綴ったエッセイを出版しました!

『月とクレープ。』に寄せられたコメント
美味しいご飯を食べるとお腹だけではなく心も満たされる。幸せな気持ちで心をいっぱいにしてくれる、そんな作品。
過去を振り返って嬉しかったとき、辛かったときを思い出すと、そこには一生忘れられない「食」の思い出があることがある。著者にとってのそんな瞬間を切り取った本作は、自分の中に眠っていた「食」の記憶も思い出させてくれる。