食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

箱根のイタリアン『La Bazza(ラバッツア』〜素泊まりの賭け、旅先の勝利飯

旅先で、素泊まりにするか、食事付きにするか。それは大いなるギャンブルである。近くに旨い店があれば、素泊まりは正解。だが、そうでもなかったり、コンビニ飯になると後味が悪くなる。 2025年5月30日、金曜日。午前中に訪れた彫刻の森美術館が素晴らしく…

東中野・中華料理あたか飯店〜女たちの厨房、駅から遠い飯は、うまい

JR大久保駅から大久保通りを西へ。新宿と中野の境界線。目立たぬようにしてある中華屋がある。名を「あたか飯店」という。真っ赤な看板に白抜きのひらがな。漢字じゃない店名の中華料理は珍しい。最寄りのどの駅からも遠い。中野坂上からも東中野駅から徒歩8…

煮込うどん中陣/西新宿の路地裏で時間を煮込む

パスタを作りに一時帰宅する途中、提灯の誘惑に後ろ髪ひかれる。創業40年以上、成子天神の脇、ひとりしか通れない幅の路地裏に佇む「煮込うどん中陣」 中陣のメニュー 中陣(ちゅうじん)とは、社寺で本殿ながある内陣と、一般の人々が参拝する外陣との中間…

新宿・思い出横丁『岐阜屋』地球の重力と、胃袋直行

新宿西口の雑踏、昭和のぬくもりをそのままに残す「思い出横丁」。戦後の闇市がルーツにあるディープな飲食街。そんな路地の中ほど、朝9時から暖簾を掲げる名物中華食堂が「岐阜屋」である。 創業は昭和22年(1947年)。戦後の闇市から発展した一角で、屋台…

諏訪峡のダムカレー、谷川岳のウイニングラン、日本一うまいカレーの終着駅

日本一うまいカレーは、東京にも大阪でもなく、群馬県水上にある。一軒の食堂、その名も「諏訪峡(すわきょう)」。 スノボー帰りに、松田龍平と松田翔太の兄弟も立ち寄った。なぜか?理由はシンプル。ここでしか味わえない「ダムカレー」があるからだ。 世…

「FISH 新宿店」がカレー地図を塗り替える!カレー難民、最終着地はここ

かつて新宿はラーメン激戦区だったが、今やカレーの街である。経営者は大変だが、名店が腕を競ってくれる百花繚乱は、カレー人間としてうれしい限り。 そのなかでも、西新宿にある「FISH 新宿店」は、東京で一番美味いと言っても過言ではない。“カレーの帝王…

塩そば専門店「麺屋 ギャオス」埼玉麺ロードの塩ラーメン

埼玉は関東の「うどん県」と呼ばれるほど、香川県に次いで店舗数が全国トップクラス。「秩父そば」のブランドもあり、東京を凌ぐほど麺文化が発達している。 埼玉は車社会であり、ロードサイド型のラーメン店が風物詩。車を走らせていると、思わぬラーメンの…

麺や天鳳 東中野店〜自転車パンクと味噌ラーメンと私

接骨院で腰の治療を終え、さあ帰ろうとしたところで、自転車のタイヤがパンクしていた。すぐ近くの自転車屋さんに駆け込み、修理を依頼。チューブ交換で4,070円。痛すぎる出費。 今日は横浜美術館で散財している。チケット1,800円、図録3,300円、食事代が1,7…

「ボンディ 神房」ジャガイモと神保町、ときどき欧風カレー

神保町の欧風カレー「ボンディ」を訪れるのは、沢木耕太郎さんのサイン会に並んで以来、10年ぶり。丸紅ギャラリーでボッティチェリ《美しきシモネッタ》を観た帰りに寄った。中世のフィレンツェから東京へ時空の跳躍。 本店ではなく、隣の姉妹店「ボンディ …

十二社通り「ひじり屋」という異空間ージョギングの途中で迷い込んだ、深夜のラーメン紀行

支那そば 塩ラーメン 味噌ラーメン タンメン 2023年4月15日 21時過ぎ。新宿中央公園でのジョギングを終え、ゆっくりと十二社通りを走る。湿り気を含んだ春の夜風が火照った肌に心地いい。通りの先にぽつんと灯る赤い光が目に入った。 「ひじり屋」 どこか懐…

Spice Bar モンカリー〜北新宿の南インド

北新宿という町は不思議な空気をまとっている。かつては「蜀江山(しょっこうざん)」と呼ばれた山だったが、今ではアパートやマンションの立ち並ぶ静かな住宅街となった。 繁華街でもオフィス街でもない、東京民でさえその存在を知らない者が多い。しかし、…

高円寺『抱瓶』、東京にある故郷、記憶の中の泡盛と、ハイビスカスが咲いた夜

高円寺駅から徒歩5分、飲食店が所狭しと並ぶ中にあるのが、沖縄料理店「抱瓶(だちびん)」。「抱瓶」とは、泡盛を運ぶために使われた壺のこと。8年ぶりに、この店を訪れた。 年が明けたばかりの元旦。かつてスポーツ新聞の校閲部でアルバイトしていた頃、上…