食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

カレー

黒門市場「ニューダルニー」の一皿〜70年以上続く、なにわのカレー

大阪のカレーといえば「自由軒」を思い浮かべる人は多いが、もう一つ、確かな存在感を放つ老舗がある。黒門市場の一角、堺筋の入り口に立つ「ニューダルニー」だ。堺筋から黒門市場へ足を踏み入れると、まずオレンジの看板が目に飛び込んでくる。その先には…

東京カレー最強おすすめランキング〜スパイスと伝統の交差点

東京は、言わずと知れた“カレー天国”。インド、ネパール、スリランカの本格スパイスから、昭和の老舗が守り続ける欧風カレーまで。街を歩けば、皿の上に世界が広がる。 12年間、東京に住み、数百軒以上のカレー屋を巡った中から、本当に「おすすめできる」と…

【必食】新宿のカレー名店!12年食べ歩いた本当にうまいカレー屋巡り

かつて東京のカレーといえば「神保町」が代名詞だったが、今や“カレーの聖地”は新宿に移っている。「カレーの名店」と呼ばれた店が、次々と新宿にオープンし、多国籍文化の交差点として、インド、ネパール、スリランカ、欧風、日本式、タイといった多彩なカ…

道玄坂ムルギー〜時間の断層に立つ渋谷カレー

「ムルギー」は戦後間もない昭和26年(1951年)創業の老舗カレー店。「ムルギー」はヒンディー語で「鶏肉」を意味する。その名の通り、チキンカレーをベースにしている。 渋谷道玄坂の百軒店商店街の坂を登り切ったところにあり、ハチ公前から徒歩7分とアク…

諏訪峡のダムカレー、谷川岳のウイニングラン、日本一うまいカレーの終着駅

日本一うまいカレーは、東京にも大阪でもなく、群馬県水上にある。一軒の食堂、その名も「諏訪峡(すわきょう)」。 スノボー帰りに、松田龍平と松田翔太の兄弟も立ち寄った。なぜか?理由はシンプル。ここでしか味わえない「ダムカレー」があるからだ。 世…

「FISH 新宿店」がカレー地図を塗り替える!カレー難民、最終着地はここ

かつて新宿はラーメン激戦区だったが、今やカレーの街である。経営者は大変だが、名店が腕を競ってくれる百花繚乱は、カレー人間としてうれしい限り。 そのなかでも、西新宿にある「FISH 新宿店」は、東京で一番美味いと言っても過言ではない。“カレーの帝王…

「ボンディ 神房」ジャガイモと神保町、ときどき欧風カレー

神保町の欧風カレー「ボンディ」を訪れるのは、沢木耕太郎さんのサイン会に並んで以来、10年ぶり。丸紅ギャラリーでボッティチェリ《美しきシモネッタ》を観た帰りに寄った。中世のフィレンツェから東京へ時空の跳躍。 本店ではなく、隣の姉妹店「ボンディ …

Spice Bar モンカリー〜北新宿の南インド

北新宿という町は不思議な空気をまとっている。かつては「蜀江山(しょっこうざん)」と呼ばれた山だったが、今ではアパートやマンションの立ち並ぶ静かな住宅街となった。 繁華街でもオフィス街でもない、東京民でさえその存在を知らない者が多い。しかし、…

Cafe HAITI|カフェ・ハイチ〜かぐわしき喫茶店

外国人観光客、営業帰りのサラリーマン、これからどこかへ向かう女性たち。平日も祝日も関係なく、新宿はいつも騒がしい。 「Cafe HAITI|カフェ・ハイチ」 新宿のど真ん中にありながら、この静けさ。どこか懐かしい店の佇まい。落ち着いた壁の色、アンティ…

カフェダイニング 529 (ごふく)上尾カレー、春の忘れ物と先輩クライマー

桜が散りはじめる4月半ば。埼玉の川越や上尾の河川敷では、菜の花が一面に咲き、目を潤してくれる。 先週、群馬県の万座温泉に連れて行ってもらった帰り、うっかり先輩の車にNikonのデジカメを忘れてしまった。日曜日、西大宮までそれを取りに行き、一緒に昼…

鷺ノ宮「カレーや うえの」食券もタブレットもない。あるのは“手間暇”だけ

墨田区や江東区などの下町ではなく、新宿から近い中野区で下町情緒を醸し出す鷺ノ宮(さぎのみや)。西武新宿線の駅から徒歩2分。「金次郎」と書かれた青果。その勤勉な名の2階に、「Japanese curry」を掲げるカレー屋がある。 「Japanese curry」を標榜する…

スパイシーカリーハウス半月〜路地裏のマハラジャ

2025年3月13日(木)。朝、目が覚めると、風邪は少しマシになっていた。とはいえ、まだ体調は悪い。16時には両国国技館でボクシングの世界タイトルマッチの観戦が控えている。こういうときは、カレーの出番。 半月(2種盛り)の魅惑 チキンカレー×ココナッツ…

青山の天馬でカレーランチ。また、あの午後に会えたなら

東京・表参道から少し歩いた先、赤レンガの壁に黒いテント屋根が映えるカレーショップがある。その名も「天馬(てんま)」。店内でゆったりと楽しむ欧風カレーの存在感は、隠れた名店の風格を湛えている。カレーパンのテイクアウトで有名だが、一度も買った…

カレーハウス11 イマサ〜新宿を彩る朝カレー

新宿駅西口の京王モール内に位置する「カレーハウス11イマサ」は、1964年に創業した老舗のカレー専門店。それまで大衆娯楽の中心地だった浅草から、東京オリンピックをきっかけに、新宿、渋谷へと若者の首都は移っていく。そんな東京の歴史と共に歩みを進め…

大阪・難波「自由軒」—100年以上愛される浪速のカレー

「自由軒」 は、大阪・難波の「相合橋筋商店街」に本店を構える老舗の洋食店。創業は明治43年(1910年)、その歴史は100年以上に及ぶ。大阪の庶民文化とともに歩み、現在も多くの自由人に愛され続けている。 自由軒の歴史 織田作之助の『夫婦善哉』 「自由軒…

一皿の革命、恵比寿「ソルティーモード」〜ネパールの味を超えた奇跡のダルバート

コロナ禍を経て、飲食業界は大きく変わった。それまでは名声や立地の良さに頼り、味やサービスが劣っていても人が集まる店が多かった。しかし、コロナというリトマス試験紙が、本物とそうでないものを明確に分けた。左うちわの店は次々と姿を消し、本物だけ…

大久保に吹くヒマラヤの風、ネパールツロのダルバート

大久保駅南口を出ると、サラリーマンたちが波のように押し寄せる。そんな喧騒を抜けて数歩、ビルの隙間にぽつんと佇む「ネパールツロ」の看板が目に入る。まるでネパールの山岳地帯に点在するロッジのように、そこだけぽっと温かい灯りがともっている。 2016…

ナングロガル〜ネパールの記憶を味わう新大久保

ネパールを二度訪れ、エヴェレストのベースキャンプで1ヶ月間暮らした経験があるせいか、よく「おすすめのネパール料理は?」と訊かれる。そのたびに、迷わず紹介する店がある。『ナングロガル』──東京・新宿区、新大久保にある本格ネパール料理の店だ。 住…

スクンビット ソイ55〜新宿にあるタイ国商務省認定レストラン

2025年2月12日、水曜日の11時30分。新宿の喧騒をすり抜け、三井ビルの地下へと足を踏み入れる。雑踏の喧騒が遠のき、ふわりと漂う異国の香り。目指すのは奥まった場所に佇むタイ料理店「スクンビット ソイ55」。お世話になっている編集者に誘われ、久々のタ…