食いだおれ白書

世界を食いだおれる

新宿すしスタンド EDOMAE SS

新宿すしスタンド EDOMAE SS

今では日本人が好きな食べ物1位を独走する「鮨」。しかし江戸時代までは屋台のファストフードであり、握り寿司ではなく、箱寿司(押し寿司)だった。好きなネタNo. 1のマグロも江戸時代は下魚で嫌われていた。冷蔵庫がないから1日か2日熟成させ、漬けにして出すのが主流。寿司の進化はダーウィンも驚くほど。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

令和6年6月28日。電子書籍を出版される方に方法をレクチャーした御礼に寿司をご馳走いただいた。新宿すしスタンド EDOMAE SSは高級江戸前鮨を「気軽」に「手頃」に補給してほしいと2022年1月に誕生。1万円前後で本格江戸前鮨を楽しめる上にカウンター7席なので予約が取れない名店となっている。

ランチ:60分制

  • レギュラー:4,000円
  • レギュラー満タン:6,000円

ディナー:60分〜120分

  • レギュラー満タン:6,000円
  • ハイオク:8,000円
  • ハイオク満タン:11,000円

ユニークなメニューに顔がほころぶ。今回はランチなのでレギュラー満タン6000円。コースが終わったら好きなものをアラカルトで頼める。特筆は4つ。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

甘みが添い寝するエビ。プリプリなので舌で暴れず、優しく包み込んでくれる。コースにはなく追加で注文。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

もう一度食べたい中トロ。淡く柔らかいのに印象が強い。カイユボット《パリの通り、雨》のよう。中間に出てきた寿司。これが締めでも余韻が残る。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

締めに食べた巻き寿司。赤酢のシャリの甘さもプラスされ、「また来てね」と言ってくれるような寿司。コースにはなく追加で頼んだ。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

新宿すしスタンド EDOMAE SSの最高傑作。人生で食べたウニで一番おいしい。舌に溶けながら踊る。なんという芳醇。神聖なる官能。外の土砂降りを一掃してくれた。傘なんてなくても歩いて帰れる。そんな気分にさせてくれた。奈良に住む姪や甥が寿司が大好物。新宿に来たときには必ず食べてもらいたい。

新宿すしスタンド EDOMAE SS情報