ラーメンは街を映す鏡。旅の訪れに食べることが多いが、街を離れる惜別ラーメンも再び此処を訪れようとする磁力になる。昭和38年の創業。現在は博多駅の商業施設「博多デイトス」に店舗がある。
ランチセット。博多ラーメン+明太子丼、千円。店内にスピッツ『渚』が流れていた。柔らかい旅の思い出が旨さを加速してくれる。豚骨の匂いは別府温泉の硫黄と同じアロマ。バリカタにしなくても腰十分の麺、紅生姜はあとで少しだけ。主役の赤は明太子に譲る。『さらば友よ』のアラン・ドロンのような逸品。
博多に来るたび、様々な博多らーめんを食べてみたいが、次も此処を訪れよう。
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