ふるさとの自慢をさせてほしい。冬になると必ず行きたい、必ず食べたい塩ちゃんこがある。控えめに言って日本一。ちゃんこ•オブ•日本。
活魚・ちゃんこ 一語一笑。「いちごいちえ」と読む。ステキな名前だろう。店内に入ると生け簀があり、イキのいい魚が遊泳している。
邪馬台国があった奈良県桜井市。山がない大和の国に不釣り合いな活魚料理店。長年、敬遠してしまっていた。もっと早く行っておけばと悔やんだものである。
豪快な塩ちゃんこ鍋のほかに、繊細なふろふき大根も美味。
小さな子ども連れでも喜ぶメニューがいっぱい。太陽がいっぱい。4歳の甥も7歳の姪も大喜び。マカロニグラタン750円。
鍋の前に肉料理。これでメインイベンター、真打の登場を待つ。
名付けて日本一の塩ちゃんこ。一人前2500円。函館・三重・岡山•舞鶴など全国の食材を集めた鍋。バランス、出汁の旨み、奈良でこんなに美味しいちゃんこが味わえるとは目から鱗が467個くらい落ちる。贔屓ぬきで、ちゃんこ•オブ•日本。
締めの雑炊400円まで完璧なリレー。パーフェクト・ゲーム達成の鍋料理。冬の訪れを待ち侘びて、今年も故郷へ帰る。