9月3日。朝5時に目を覚ました。昨夜、眠りについたのが0時半だから4時間ちょっと。2日間、球場メシとコンビニ飯しか食べていないから、このままで終われるかと変な義務感が身体を動かす。旅の最終日。あっという間のようで長かった気もする。
腹が減っているので昨夜セブンイレブンで買った太陽餅とパイナップルケーキを食べる。こんなにボロボロ落ちるお菓子も珍しい。ホテルの床が食べカスでいっぱい。掃除の方に申し訳ないから拾えるものだけ拾う。
まだ外は暗い。市場は開いているが、さすがに早い。ちょっと二度寝して荷物のパッキング。7時にホテルを出る。
地図で見れば5分くらいで着くと思ったが意外と遠い。商店街は閉まっている。雰囲気がある。言葉が通じて市井の人々と交流できれば旅が豊かになるだろう。
台中第二市場はホテルから大通りを一直線なのに15分くらいかかった。
台中の朝は早い。すでに朝食をとっている。皆、大皿に定食。言語が通じないのがここまで不便だとは。
ルーローハン65元（300円ほど）を頼む。地球の歩き方に「ボリュームたっぷり」とあったが、小さな茶碗に一杯の肉飯。ガイドブックに騙された感じだが、味はおいしい。
散歩がてらに少し寄り道。台中公園に向かう。
入り口をくぐると、いきなり陸上のトラック。本物ではなく人工芝だが贅沢。
あまりの運動不足がたたり、初日の夜は足が痙攣してしまった。お腹もどんどん醜くなっていく。山羊？の像にバカにされている気分。
公園ではご近所のおじいちゃん、おばあちゃんが太極拳をしている。健康にいい。2週間後のアメリカ行きまでに少し走らないと。
それにしても自然豊か。新宿中央公園とは比べものにならない。
ホテルに帰る途中、ミルクティーを買う。40元。ホントはタピオカのミルクティーを久しぶりに飲もうと思ったが、8時前には売っていなかった。これはこれで美味しい。
ホテルの目の前のクレーンゲームをやろうとしたが、いくら投入するのかわからない。10元入れて損した。世界一の親日国といわれる台湾だけに、日本のバッタもんが多い。有名なAV女優のオトナのオモチャまである。
ホテルに戻りシャワーを浴びて一眠り。ナンダカンダで10時前になった。バトラーホテル、めちゃいいホテルだった。
目の前の台中駅へ。雨が降ってきた。あと1日遅かったら雨中の野球観戦。危ない。新幹線のある高鐵台中駅に向かいたいが、どの切符を買えばいいかチンプンカンプン。台北は死ぬほど分かりやすいのに、なんだこの差は。
駅員さんに聞くのも面倒くさいので、結局タクシーを使う。電車なら100円くらいだろうが、1,500円くらいかかった。高鐵台中駅は券売機がない。スタッフの女性に「台北」と言うと、日本語がペラペラだった。新幹線の中は1時間爆睡。冷房が効きすぎて風邪を引いたのか、少し気分が悪い。台北で行動する気が失せる。
雨の影響もあり、ただでさえ蒸し暑い台北がサウナ状態。おまけに雨燦燦。もう行動は無理。フライトまで6時間以上あるが、松山空港に向かった。松山飛行場の駅にはホッパーの「ナイトホークス』の珈琲スタンドがある。粋だ。
ターミナルから外を見ると土砂降り。韓国方面の飛行機は全部キャンセル。羽田行きはon timeと書いてあるが大丈夫なのか？今日の野球は台風を考慮して3時間早めたほど。それでも中止じゃなかろうか？アメリカ戦を目当てに来た人は気の毒だ。来年のプレミア12は台北の天母棒球場でやってほしいが、天候が唯一の気掛かり。台中は最高の球場だが、アクセスが大変すぎる。台北でやってくれたら、めちゃくちゃ楽なのだが。
この稿は13時半にターミナルで書いている。書いていたら腹が減って来たので、2階で牛肉麺とコーラの昼メシ。チェックイン後に両替すると、戻ってきたのは2,1000円。3日間で2,9000円使ったことになる。野球のチケットが無料だったことを思えば使ったほうか。再来週のアメリカでは出費がかさむので節約。何から何までラッキーな旅だった。ベースボールの神様、そして台湾に謝謝。来年、プレミア12で会おう。
