google.com, pub-1021519117293106, DIRECT, f08c47fec0942fa0

食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコプチャン

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコッチャン

河と坂の釜山。ネパールのカトマンドゥを都会化したような街並み。新しい過去と懐かしい未来がある。なんて胸を締め付ける風景なんだ。台北の空気、道頓堀の雰囲気にも似ている。この地は絶対に野球場が似合う。野球は流れ者のスポーツ。野球場は河のほとりにできる。

西面(ソミョン)

釜山で最初に訪れたかったのが、映画『友へチング』で親友ふたりがコプチャンを食べた店。地図を見ると宿泊している西面(ソミョン)のホテルから徒歩20分ちょっと。西面(ソミョン)駅から電車で行くなら、1号線の多大浦海水浴場(タデポヘスヨクチャン)行きに乗って범일凡一(ボミル)で降りる。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコッチャン

ホテルを出ると釜山港がある南のほうへ東川沿いを歩く。途中の地下道では思わぬ名画たちのパブリックアートに出会える。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコッチャン

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコッチャン

「七星(チルソン)食堂 本店」があるのは門峴洞(ムンヒョンドン)ホルモン横丁。大阪ミナミの下町のような場所。夏の夕暮れが作りだす雰囲気。本店の目の前に2号店があるが、店の看板ですぐにわかる。韓国語ではチルソンシッタン ポンジョム / 칠성식당 본점。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコッチャン

まだ夕方の16時。他にお客さんはいない。年配の男性と女性が話している。「日本から来ました」と翻訳アプリを見せると、男性が韓国語で話しかけてきた。日本語も英語も通じない。どうやら1人前9000ウォン(970円)を最低3人前からだと言っているらしい。「コプチャン?」と聞くと、「コッチャン」と言う。どっちでもよくなりOKと伝えると、また何やら韓国語。

七星食堂 本店

翻訳アプリに「スピーク」と言うと、「ビールか焼酎はどうする?」と訊いたようだ。「ジンロ」と言うと「チャミスル」と返された。「チャミスル、OK」と伝えて席に着く。すると男性が外へ出て帰っていった。どうやら常連客のようだ。店の人間じゃない人が接客するとは。待っていると若い女性(といっても50代)が帰ってきた。

七星食堂 本店

何はともあれ、ようやく『友へ チング』と同じものが食べられる。2001年公開だから23年前。まだ大切にしているのが嬉しい。釜山にもコロナ禍はあったと思うが、まだ残っていてくれた。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコプチャン

さすが韓国。前菜が豪華。特に強烈なのは生ニンニク。すごい文化だ。人口が日本の半分しかないが、遥に元気な理由が納得。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコプチャン

とうとうご対面。オモニが焼いてくれるコプチャン(豚のモツ焼き)。いや美味い。日本でも食べられる味かもしれないが、やはり来てよかった。『友へ チング』たちの4人のように、赤いカンヴァスに永遠の夢を描くコプチャン。遠くに来すぎてよかった。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコプチャン

ニンニク、サンチュを包んで食べると味が一足飛びでアップ。そこにチャミスルが加わる。残照に輝く祝杯。マリアージュを超えたチング。マシッソヨすぎて3人前3万2千ウォン(3400円)もペロリ。完全に酩酊しながら千鳥足でホテルに戻る。

七星食堂 本店〜韓国釜山『友へ チング』のコプチャン

日本語も英語も通じない釜山@ディープ。韓国語を勉強したい。映画について話してみたい。坂の夕景はどこよりも美しかった。

店名 七星食堂 本店
住所 釜山広域市 南区 門峴洞 837-2
(부산광역시 남구 문현동 837-2)
 
[道路名住所 
 

釜山広域市 南区 チゲコル路 7
(부산광역시 남구 지게골로 7)
電話番号 051-632-0749
営業時間 11:00~翌4:00
休業日 年中無休
日本語 不可
関連サイト なし

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【おトク値!】友へ チング Blu-ray [Blu-ray]
価格:2,184円(税込、送料別) (2024/9/29時点)

釜山おすすめグルメと温泉