食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

日本一のモンブラン〜ル・グッテ/松崎町

ル・グッテ/松崎町

静岡県の伊豆、西の端に松崎という日本でいちばん小さな町がある。そこに「ル・グッテ」というステキな小さなカフェがある。松崎は東京に疲れた移住者が多い町。「ル・グッテ」は東京の浅草橋に同名のパティスリーがあり、そこで修行した女性が妹さんと2人で運営している。金土日の3日間だけ。週末のSweet Emotion。

ル・グッテ/松崎町

ル・グッテはフランス語で“おやつ”という意味。元々は小さな魚屋さん。毎朝、松崎港に揚がる新鮮な魚を仕入れては、ご近所さんが買い物籠を下げて買いに来た。 しらすが揚がるとすぐに釜で茹で大きなせいろに広げて冷ます。その中に混じっている小さなイカやタコをそっそりつまみ食いするのが女性オーナー幼少期の愉しみだった。

ル・グッテ/松崎町

伊豆半島の南西、山と海の両方が手の届く距離にあるカフェ。山の包容力と温暖な駿河湾の温かさがそのままお店に流れ込んだような空間。秒針の存在を忘れてくれる包容力があるカフェ。

ル・グッテ/松崎町
ル・グッテ/松崎町

夏に嬉しいストロベリーソーダ、チョコバナナパフェ。伊豆の陽光と潮風をそのまま閉じ込めたような味わいだ。

ル・グッテ/松崎町

ル・グッテの最高傑作と呼ばせてもらっているのが「モンブラン」。モンブランは一番好きなスイーツ。東京の数々の名店も食べたが、松崎のル・グッテのモンブランが日本一美味しい。まさに松崎の海岸から見える富士山のように、日本一のモンブラン。白い雪は柔らかく淡い甘さ。その代わり、土台のクッキーを甘くする。完璧なバランス。甘さの聖域を保った名峰。雪山に登頂させてくれる。饒舌になるスイーツではない。沈黙で包んでくれる。松崎を訪れるたびに、モンブランを食べたい。ル・グッテの女性主人は令和6年に「ルグッテ・シネマクラブ」を立ち上げた。町の公民館で映画の上映会を行う。記念すべき第1回は2024年12月7日。

さすがル・グッテ。一筋縄ではいかない。珈琲ゼリーの上にバニラアイスを乗せ、そこにモンブランクリームを絞る。大袈裟ではなく日本一おいしいスイーツ。モンブランよ永遠なれ。

ル・グッテ/松崎町

所在地: 静岡県賀茂郡松崎町松崎
営業時間:

  • 火曜日    定休日
  • 水曜日    定休日
  • 木曜日    定休日
  • 金曜日    10時30分~17時00分
  • 土曜日    10時30分~17時00分
  • 日曜日    10時30分~17時00分
  • 月曜日    定休日

電話番号: 090-5615-7784

東京・浅草橋の「ル・グッテ」のモンブラン

東京・浅草橋の「ル・グッテ」のモンブラン

松崎のル・グッテは東京・浅草橋の暖簾分け。師匠のモンブランは1個700円で、まさに匠の味。予約ができず売り切れ必至。その日に作ってその日に売りきる。木曜、金曜しか営業していない週2日のシンデレラ。

日本一のモンブラン〜ル・グッテ/松崎町

浅草橋のル・グッテ

新雪の柔らかいクリーム、サクサクのクッキー。力強くデリケート。まさに雪山。

麓のサクサクからマロンクリームの中腹、メレンゲの山頂まで3段の階層。松崎町のル・グッテより甘い。最も嬉しいのはマロンクリーム。幼少の頃、祖父が縁日で買ってくれた甘栗を思い出す。郷愁のSweet Emotion。

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