食いだおれ白書

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東京ラーメンおすすめ最強ランキング〜ミシュラン掲載店から伝説の老舗まで本当に旨い一杯

銀座 篝 大手町店─鶏白湯の極致を味わう東京は老舗から新進気鋭まで、数えきれないほどの名店がしのぎを削っている。醤油・塩・味噌・豚骨、鶏白湯や煮干しまで。多彩な一杯が集まり、世界中の食通を魅了してやまない。12年間、新宿で食事の9割がラーメンだった経験を活かし、「おすすめできる」と確信したラーメンだけを厳選した。東京でラーメンを食べるなら絶対に外せない名店を紹介する。

1位:大手町「銀座 篝」

銀座 篝 大手町店─鶏白湯の極致を味わう

東京で本当におすすめできるラーメンを一杯だけ挙げるとしたら?その答えは「銀座 篝(かがり)」。ミシュランのビブグルマンにも選ばれた実力店で、今や東京を代表する鶏白湯ラーメンの名店である。大手町駅直結「グランキューブ」の地下にある「銀座 篝 大手町店」では、金融街のコンクリートに囲まれた空間に突如現れる、美食のオアシスのような一杯と出会える。

銀座 篝 大手町店─鶏白湯の極致を味わう

篝の看板メニューは、濃厚でクリーミーな鶏白湯ラーメン。黄金色に輝くスープは粘度がありながら重さを感じさせず、ひと口飲むごとに旨味の波が舌を包み込む。塩気と出汁のバランスは完璧で、最後の一滴まで飲み干したくなる危険な美味しさだ。スープに負けない中細麺はもちっとした食感で、濃厚なスープと絡み合う。具材も妥協がなく、しっとりとした鶏チャーシュー、シャキシャキのレンコン、爽やかなカイワレなどが計算され尽くしたバランスで丼を彩る。

一杯の中に「力強さ」と「繊細さ」を併せ持つ篝の鶏白湯は、まさに東京ラーメン界のモンスター井上尚弥。圧倒的な破壊力で食べ手を魅了しながらも、最後まで優雅で美しい余韻を残す。単なるラーメン店ではなく、一杯を通して食の美学を体現する場所が「篝」だ。

東京でおすすめのラーメンを探すなら、まず「篝」を食べてほしい。数ある人気店の中でも群を抜いた完成度と満足感を誇り、東京ラーメンランキングの頂点にふさわしい存在である。

銀座 篝 大手町店の店舗情報

  • 店名:銀座 篝 大手町店
  • 住所:東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブB1F
  • アクセス:東京メトロ大手町駅直結(A1出口すぐ)
  • 営業時間:11:00〜22:00(L.O. 21:30)
  • 定休日:無休(施設に準ずる)

2位:新宿「創始 麺屋武蔵」

新宿 麺屋武蔵 ラーメンの原流

1998年の創業以来、新宿のラーメン文化を語るうえで欠かせない存在となった「創始 麺屋武蔵」。その名には“誰にも教わらない、独自の流儀で挑む”という創業者・山田雄の美学が込められている。小滝橋通り沿いに佇む白い暖簾には剣豪の姿が描かれ、道場のような凛とした空気を醸し出している。

新宿 麺屋武蔵 ラーメンの原流

おすすめは「武蔵ら~麺」(味玉付き)。魚介と動物系を別々に炊いてブレンドした“二刀流”のスープは、煮干しの香ばしさと豚骨の濃厚さが衝突しながらも調和する独自の味わい。中太で弾力のある麺は、しっかりとスープを絡めながら口の中で跳ねるような力強さを放つ。

器の中でもっとも存在感を放つのは、極厚の角煮。箸を入れた瞬間にほろりと崩れ、脂の甘みがじんわりと広がる。加えてチャーシュー、味玉、メンマ、青ネギなど、それぞれの素材が個性を発揮し、まるでラーメン版・バトルロイヤルのような迫力を感じさせる。

ラーメンという表現手段で己の哲学を刻み続ける一杯。新宿という街が生まれ変わり続ける中で、変わらず魂を燃やし続ける存在だ。

創始 麺屋武蔵の店舗情報

  • 店名:創始 麺屋武蔵
  • 住所:東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル 1F
  • アクセス:JR新宿駅西口から徒歩6分
  • 営業時間:11:00〜22:30(L.O. 22:25)
  • 定休日:無休

3位:錦糸町「青葉」

青葉、錦糸町

東京ラーメンの歴史を語るうえで欠かせない存在――それが「中華そば 青葉」。中野本店をはじめ数々の支店を展開し、いまや東京ラーメンの象徴的存在となった名店だ。今回訪れたのは、錦糸町駅ナカにある店舗。アクセス抜群で、改札を出ればすぐに辿り着ける。

青葉、錦糸町

看板メニューの「中華そば」は、琥珀色に輝くスープが特徴。豚骨や鶏ガラの動物系と煮干しや鰹の魚介系を合わせたダブルスープは、濃厚でありながら驚くほど優しく、雑炊をすするように体へ染み込んでいく。中太のストレート麺はしなやかでコシがあり、スープとの絡みも完璧。トロトロのチャーシュー、シャキッとしたメンマ、海苔、ナルトといった具材が加わり、懐かしさと新しさを同時に感じさせる一杯となっている。

10年越しの答え合わせ―錦糸町『青葉』の中華そば、記憶を超えた一杯

豪華な「特製中華そば」では、半熟煮卵や炙りチャーシューが加わり、まさにオールスター感謝祭のような豪華さ。黒胡椒のスパイスが余韻を引き締め、優しさとパンチの二面性を堪能できる。さらに「つけ麺」も人気で、麺のツルツル感は名湯のように滑らか。夏場には特におすすめで、フィナーレにはスープに全投入して即席中華そばとして楽しめるのも魅力だ。

10年越しの答え合わせ―錦糸町『青葉』の中華そば、記憶を超えた一杯

初訪問で感動できなかった人も、体調やシチュエーション次第で印象が変わる。実際に三度目の訪問でその真価を実感したように、「青葉」は食べるたびに記憶を塗り替える力を持つラーメンだ。

中華そば 青葉 錦糸町店の店舗情報

  • 店名:中華そば 青葉 錦糸町店
  • 住所:東京都墨田区江東橋3-14-5 錦糸町テルミナ B1F
  • アクセス:JR錦糸町駅直結(南口改札すぐ)
  • 営業時間:10:30〜22:00(L.O. 21:45)
  • 定休日:無休(施設に準ずる)

4位:巣鴨「いま村」

巣鴨『いま村』

巣鴨駅の改札を出てすぐ、行列の先にあるのが「ラーメン いま村」。並んででも食べたいと思わせる圧倒的な完成度で、東京ラーメン界に確固たる存在感を放っている。煮干しと鶏白湯を組み合わせた一杯は、濃厚でありながら驚くほど洗練され、中毒性のある味わいが魅力だ。

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看板は「煮干しらあめん醤油」と「塩」。醤油は煮干しのクセを残しながら上品に仕上げた“小悪魔ラーメン”。塩は鶏白湯が主役で、煮干しの香りを名脇役に据えた奥行きあるスープが特徴だ。

中太麺は艶やかで、スープをしっかりと吸い込み、ふくよかなコシを楽しめる。鶏チャーシューは三ツ星フレンチ級と称される完成度で、しっとり柔らかく噛むたびに旨味が広がる。さらに絶妙な半熟具合の味玉がスープの塩気を受け止め、全体を調和させる。

巣鴨『いま村』

銀座「篝」と双璧をなす塩ラーメンは、ラーメン界の“グラン・メゾン東京”。接客は決して愛想が良いわけではないが、そんなことはどうでもよくなるほど味の力が圧倒的だ。世界のどこを探しても、このクオリティで1000円前後はあり得ない。

ラーメン いま村の店舗情報

  • 店名:ラーメン いま村
  • 住所:東京都豊島区巣鴨1-13-3 森田ビル1F
  • アクセス:JR山手線・都営三田線 巣鴨駅から徒歩1分
  • 営業時間:11:00〜15:00/17:00〜21:00
  • 定休日:月曜日

5位:菊川「麺響 万蕾」

麺響 万蕾/菊川

墨田区・菊川にある「麺響 万蕾(めんきょう ばんらい)」は、東京でおすすめのラーメンを語る上で外せない実力店。都営新宿線で新宿から一本、下町の住宅街に佇むカウンターだけの名店だ。

麺響 万蕾/菊川

看板メニューは「白醤油ラーメン」。澄んだスープに旨味が凝縮され、上質な焼豚や煮卵、焼き海苔が並ぶ一杯は、まるでイタリアンのコースのメイン料理のような完成度。麺は出汁を余すことなく運び、食べ進めるごとに記憶の奥を刺激する“時をかけるラーメン”と呼ぶにふさわしい味わいだ。

麺響 万蕾/菊川

さらに直球勝負の「醤油ラーメン」も圧巻。出汁の旨味を0.1gも逃さない麺と、力強さと凛とした上品さを両立させたスープは、ストロングスタイルの王道を体現している。具材ひとつひとつまで隙がなく、圧倒的な完成度ながら重さを感じさせない。

ラーメンに慣れた食通でさえ初心を思い出させる。「麺響 万蕾」は、東京でおすすめのラーメンを探すなら必ず候補に挙がるべき店だ。

麺響 万蕾の店舗情報

  • 店名:麺響 万蕾(めんきょう ばんらい)
  • 住所:東京都墨田区菊川3-7-3
  • アクセス:都営新宿線 菊川駅から徒歩2分
  • 営業時間:11:00〜15:00/17:30〜21:00
  • 定休日:水曜日

6位:新宿「ひじり屋」

ひじり屋

新宿・十二社通りに佇む「ひじり屋」は、東京のラーメン好きに強くおすすめしたい隠れた名店。独特な外観や店内の雰囲気にまず圧倒されるが、提供される一杯はどれも誠実で芯のある味わいだ。

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看板の「支那そば」は、澄んだ琥珀色のスープと細麺が織りなす凛とした一杯。コクがありながら後味は軽やかで、チャーシューは余韻を残す旨味が印象的。シンプルながらも“職人の手仕事”が感じられる。

「塩ラーメン」はあっさりとしながら力強さがあり、細麺の良さを存分に引き出す仕上がり。半熟味玉や柔らかなチャーシューとの調和が絶妙で、ミニポーク丼との組み合わせはまさに必食。

十二社通り「ひじり屋」という異空間ージョギングの途中で迷い込んだ、深夜のラーメン紀行

「味噌ラーメン」は甘みの強さが特徴。具材それぞれが個性を主張しながらも、全体として厚みある一杯を作り出す。寒い季節に食べたい力強さがある。

十二社通り「ひじり屋」という異空間ージョギングの途中で迷い込んだ、深夜のラーメン紀行

さらに「タンメン」は野菜の旨味が加わり、塩ちゃんこのシメを思わせる滋味深さ。

観光客にも人気だが、地元客に長く愛され続ける理由は、飾らない雰囲気と実直な味わいにある。

ひじり屋の店舗情報

  • 店名:ひじり屋
  • 住所:東京都新宿区西新宿4-13-6
  • アクセス:都営大江戸線「西新宿五丁目駅」A2出口から徒歩6分/京王バス「十二社池の下」バス停から徒歩2分
  • 営業時間:月〜金:11:30~14:00/18:00~24:00、土:11:30~14:00/18:00~22:00、日曜・祝日定休

7位:新宿「らぁめん 満来」

らぁめん 満来

新宿西口で60年以上愛され続ける老舗「らぁめん 満来」は、東京でおすすめのラーメンを語るうえで欠かせない存在だ。1961年創業のこの店は、路地裏にひっそりと構えながらも、昼夜問わず多くのファンで賑わう。

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看板の「らあめん」は、黄金色の醤油スープに中太縮れ麺、分厚いチャーシュー、青々としたほうれん草、柔らかなメンマが堂々と並ぶ。派手さはなくとも、積み重ねられた歴史と技が凝縮された一杯で、じんわりと心まで満たされる味わいだ。

らぁめん 満来 、「納豆ざる」1450円

名物「納豆ざる」は、ここでしか食べられない個性派メニュー。納豆入りのつけ汁が麺に絡み、粘りとコク、塩気が見事に調和。唐辛子のスパイスが効き、箸が止まらなくなる。奇をてらった組み合わせに見えて、食べれば納豆と麺が主役の傑作だとわかる。

らぁめん 満来

創業以来変わらぬ味を守りながらも、新しい挑戦も忘れない「満来」。老舗の風格と独創性を併せ持つその存在は、東京のおすすめラーメンの中でも特別な位置を占めている。

らぁめん 満来の店舗情報

  • 店名:らぁめん 満来
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-4-10
  • アクセス:JR新宿駅西口から徒歩5分
  • 営業時間:11:00〜21:00(L.O. 20:45)
  • 定休日:無休

8位:新宿「らーめん はな火屋」

変わり続ける街で、変わらない旨さ─「らーめん はな火屋」が守るラーメンの流儀

新宿・西口の路地裏にひっそりと佇む「らーめん はな火屋」は、1997年に創業し、20年以上にわたり地元で愛され続ける名店。移転を経てなお、多くのラーメンファンを魅了している。

変わり続ける街で、変わらない旨さ─「らーめん はな火屋」が守るラーメンの流儀

看板メニューの「醤油ラーメン」は、背脂が浮かぶスープがまろやかで、やさしさと懐かしさを兼ね備えた一杯。野暮ったさはなく、都会的な洗練をまといながらも昭和の香りを感じさせる味わいだ。大盛りまで同一価格という太っ腹なサービスと、丁寧な接客も魅力のひとつ。

変わり続ける街で、変わらない旨さ〜「らーめん はな火屋」が守るラーメンの流儀

「味噌ラーメン」は、こんがり焼かれたチャーシューや力強いメンマ、シャキシャキのもやしが豪快に盛られた一杯。味噌のコクと甘みが深みを生み、ちゃんこ鍋を思わせる滋味あふれるスープが心を温める。麺・具材・スープが独立しながら調和する独自の哲学が感じられる。

変わり続ける街で、変わらない旨さ─「らーめん はな火屋」が守るラーメンの流儀

派手さや行列の話題性とは無縁だが、「はな火屋」には静かに足を運びたくなる確かな実力がある。

店舗情報

  • 店名:らーめん はな火屋
  • 住所:東京都新宿区西新宿7-15-17 井西ビル1F
  • アクセス:西武新宿駅から徒歩6分/都営大江戸線 新宿西口駅から徒歩5分
  • 営業時間:月〜金:11:00〜22:00、土・祝:11:00〜17:00、日曜定休

9位:新宿「味噌ラーメン百庵」

百庵 西新宿〜味噌ラーメン

新宿・中央公園近くにある「百庵(ももあん)」は、2022年にオープンした味噌ラーメン専門店。赤と白の看板が目印で、サラリーマンや地元客に愛される注目の一軒だ。

百庵 西新宿

看板メニューの「赤味噌ラーメン」は、琥珀色の濃厚スープに背脂が浮かび、中太ちぢれ麺とよく絡む。豚肉の甘みやもやしの食感が加わり、コクとキレを兼ね備えた一杯。途中で生卵を加えればまろやかさが増し、最後まで箸が止まらない。

百庵 西新宿

「白味噌ラーメン」は、炙りチャーシュー、牛すじ煮込み、味玉など豪華な具材が揃い、味噌の甘みと深みが絶妙に調和する看板級の一杯。胃にしみるような優しい旨味で、寒い夜にぴったりだ。

「背脂醤油ラーメン」も提供しているが、やはり味噌こそ真骨頂。太麺と味噌スープの相性の良さこそが「百庵」の真価。

店舗情報

  • 店名:味噌ラーメン 百庵(ももあん)
  • 住所:東京都新宿区西新宿6-16-12 第一丸善ビル 1F
  • アクセス:都営大江戸線「都庁前駅」より徒歩5分/東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」より徒歩7分
  • 営業時間:月〜金:11:00〜15:00/17:00〜21:00、土:11:00〜15:00

10位:町田「北海道らーめん おやじ」

北海道らーめん おやじ 町田店

小田急町田駅から徒歩5分、雑多な街並みに溶け込むように佇む「北海道らーめん おやじ 町田店」。一見入りにくい外観だが、席に着けばすぐに満席になる人気ぶりで、地元の学生やサラリーマンの胃袋をつかんできた。

北海道らーめん おやじ 町田店

看板メニューの「おやじ麺」は、ミルキーで骨太な味噌スープが特徴。熱々の一杯は一口目から身体を芯から温め、札幌の雪まつりを思わせる濃厚でありながら上品な仕上がり。調味料を加える必要のない完成度で、最後まで夢中で食べ進められる。

味噌ラーメンは昭和30年に札幌で生まれたとされるが、「おやじ」の一杯はその伝統を正統的に受け継いだスタイル。大盛りを頼む常連も多く、満足感の高さは折り紙付きだ。

北海道らーめん おやじ 町田店

「北海道らーめん おやじ 町田店」は、町田らしい雑然とした雰囲気と、本場札幌を思わせる一杯のギャップが魅力。

北海道らーめん おやじ 町田店の店舗情報

  • 店名:北海道らーめん おやじ 町田店
  • 住所:東京都町田市原町田6-11-17
  • アクセス:小田急線 町田駅東口から徒歩5分/JR横浜線 町田駅から徒歩7分
  • 営業時間:11:00〜翌1:00
  • 定休日:水曜日

11位:府中「らいおんラーメン」

らいおんラーメン府中本店〜オーストラリアのマーチ

東京・府中駅前にある「らいおんラーメン」。昭和56年創業以来、40年以上、自家製麺と炊き出しスープを守り続けている老舗。現在はTOHOシネマズなどが入る商業施設「くるる」1階に店舗を構え、地元客から海外選手まで幅広く愛されている。

らいおんラーメン府中本店〜オーストラリアの明日へのマーチ

醤油・味噌・塩から選べるスープに自信あり。特に醤油ベースにコーンを組み合わせた一杯は珍しく、白髪ねぎがアクセント。ツルツルとした自家製麺のコシ、シャキシャキねぎの食感、胡椒のスパイスが渾然一体となり、まさに全員野球のような完成度を誇る。

プレミア12・オーストラリア代表選手

WBCやプレミア12など国際大会の際には、オーストラリア代表選手が常連として訪れることでも有名。府中で40年以上続くこの一杯は、東京でおすすめのラーメンとして必ず候補に入る名店だ。

らいおんラーメンの店舗情報

  • 店名:らいおんラーメン 府中本店
  • 住所:東京都府中市宮町1-50 くるる1階
  • アクセス:京王線 府中駅から徒歩1分(南口すぐ)
  • 営業時間:11:00〜23:00(L.O. 22:50) ※施設により22:00閉店の場合あり
  • 定休日:年末年始

12位:千駄ヶ谷「ホープ軒」

「ホープ軒 千駄ヶ谷店」濃厚でも重くない。ゆるくて完璧。一杯に魂が溶ける。

東京・千駄ヶ谷にある「ホープ軒」は、昭和35年創業の老舗ラーメン店。赤坂や新橋で屋台から始まり、昭和50年に現在の地に腰を据えた。黄色い外観と提灯が目印で、年中無休・24時間営業という“いつでも食べられるラーメン”として長年愛されている。

「ホープ軒 千駄ヶ谷店」濃厚でも重くない。ゆるくて完璧。一杯に魂が溶ける。

看板の「ラーメン」は、背脂が浮かぶ豚骨醤油スープが特徴。濃厚でありながらしつこさはなく、甘みすら感じるコク深い味わい。自家製の中太ストレート麺が力強くスープを受け止め、小麦の香りがふわりと広がる。立ち食いスタイルも健在で、具材の“テキトーさ”さえも、この店の味の一部として受け入れられる。

「ホープ軒 千駄ヶ谷店」、大学野球と神宮球場、ゆるくて完璧。一杯に魂が溶ける。モヤシラーメン

モヤシの山が圧巻の「モヤシラーメン」、トッピングで人気の味玉など、満腹になりながらも「また食べたい」と思わせる中毒性が魅力。野球観戦帰りの客にとっては、神宮球場とホープ軒が“バッテリー”のような存在であり、学生野球とともに文化の一部となっている。新宿からもアクセスが良く、深夜や試合帰りに立ち寄れる便利さも大きな強み。

ホープ軒 千駄ヶ谷店の店舗情報

  • 店名:ホープ軒 千駄ヶ谷店
  • 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
  • アクセス:JR千駄ヶ谷駅から徒歩7分
  • 営業時間:24時間営業
  • 定休日:無休

13位:荻窪「春木屋」

春木屋・荻窪・らーめん

「ラーメンの聖地」荻窪を代表する老舗が、昭和24年創業の 春木屋。和風出汁を効かせた醤油スープに縮れ麺、ネギ・海苔・ナルトを添えるスタイルを確立し、“東京ラーメン”の原型を作った店のひとつだ。開業当初は屋台から始まり、今では行列必至の人気店となった。

春木屋・荻窪・らーめん

スープは煮干し・削り節・野菜・鶏ガラを独自にブレンド。中太の手揉み縮れ麺は季節で太さを変え、小麦も複数種類を使い分ける。毎朝6時から仕込みを行う職人仕事で、創業時から「変わらない味」ではなく「変わらず美味い味」を追求し続けている。

春木屋・荻窪・らーめん

一番人気は「わんたん麺」。あっさりと上品なスープに、淡い味わいの麺やワンタン、チャーシューが調和し、文化人にも愛された味を今に伝える。老舗ながらキャッシュレス対応など進化も忘れない。

荻窪「春木屋」は、70年以上の歴史と進化を重ねた東京ラーメンの象徴であり、東京でおすすめのラーメンを語る上で欠かせない存在だ。

荻窪「春木屋」の店舗情報

  • 店名:春木屋 荻窪本店
  • 住所:東京都杉並区上荻1-4-6
  • アクセス:JR中央線・総武線 荻窪駅北口から徒歩3分
  • 営業時間:11:00〜21:00
  • 定休日:火曜日

14位:西荻窪「はつね」

西荻窪『はつね』のタンメン

西荻窪の路地裏にひっそりと佇む「はつね」は、半世紀以上地元で愛され続けるタンメンの名店。先代から夫婦で味を受け継ぎ、現在は息子が鍋を振るう老舗である。シンプルにひらがなで記された暖簾は、ラーメンというより「らーめん」が似合う。

西荻窪『はつね』のタンメン

看板の「タンメン」は、大盛りで食べるのが正解。中華鍋で豪快に炒められた野菜とスープが一体となり、やさしい塩味が身体に染み渡る。産湯に浸かるような清らかな味わいで、並んででも食べる価値がある一杯だ。

西荻窪「はつね」のタンメンは、派手さではなく滋味深さで勝負する東京ラーメンの隠れた傑作。

はつね の店舗情報

  • 店名:はつね
  • 住所:東京都杉並区西荻南3-11-9
  • アクセス:JR中央線 西荻窪駅南口から徒歩1分
  • 営業時間:11:00〜17:00(スープがなくなり次第終了)
  • 定休日:日曜日・月曜日

15位:高田馬場「江戸麺 GOODLE 」

江戸麺 GOODLE (グードル)

2022年の夏、高田馬場にオープン。お上品でパンチが少なそうと敬遠してたが、品があるのに野生味とセクシーさを兼ね備える。ラーメン界のジョニー・デップ。新宿で3本の指に入るラーメン。

訪問日:2022年9月13日

江戸麺 GOODLE 高田馬場の店舗情報

  • 店名:江戸麺 GOODLE 高田馬場
  • 住所:東京都新宿区高田馬場4-13-13 東海オリエンタルビル1F
  • アクセス:JR高田馬場駅から徒歩3分
  • 営業時間:11:30〜14:30/17:00〜22:30
  • 定休日:無休

16位:新宿三丁目「煮干中華そば 鈴蘭」

煮干中華そば 鈴蘭

新宿三丁目までのジョギング帰り。ラーメンのW杯があれば100%ベスト8進出。スープが銀色になるまで通常の倍の煮干しを使用。煮干しの旨みを麺に伝えつつ、見た目に反してスープは超あっさり。翼くんのオーバーヘッドキック並みのプロの技。痩せるか太るかは神のみぞ知る。人生はギャンブルだ。

訪問日:2022年12月4日

煮干中華そば 鈴蘭 新宿三丁目店の店舗情報

  • 店名:煮干中華そば 鈴蘭 新宿三丁目店
  • 住所:東京都新宿区新宿3-11-12 永谷テイクエイト 1F
  • アクセス:都営新宿線 新宿三丁目駅から徒歩2〜3分
  • 営業時間:11:00〜23:00(L.O. 22:00)
  • 定休日:無休

17位:早稲田「らぁ麺やまぐち」

らぁ麺やまぐち

ラーメン界のスーパーサイヤ人3。早稲田でナンバーワンの美味さ、鶏そば。至高のラーメンも、人生を変えてくれる映画も家には持って帰れない。映画より映画館のファン、ラーメンよりラーメン屋のファン。

訪問日:2021年4月7日

らぁ麺やまぐちの店舗情報

  • 店名:らぁ麺やまぐち
  • 住所:東京都新宿区西早稲田2-11-13
  • アクセス:東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩7分
  • 営業時間:11:30〜15:00/17:30〜21:00
  • 定休日:月曜日

東京には数えきれないほどのラーメン屋があるが、本当におすすめできる店は限られている。今回紹介した店はいずれも、一杯ごとに個性と哲学が込められ、歴史と革新が共存している。気分や好みに合わせて訪れれば、必ず「東京で食べてよかった」と思える体験になるはずだ。次の一杯は、ここから選んでほしい。

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