食いだおれ白書

世界を食いだおれる。世界のグルメを紹介します。孤高のグルメです。

新宿おすすめランチ厳選7店〜午後を制す“勝負メシ”、平日でも満足できる名店

f:id:balladlee:20250808104403j:image

朝飯を抜くことはあっても、昼飯を抜くと仕事にならない。時間はない。でも食べたい。そんな日こそ、いい昼飯が午後を決める。平日ランチは「勝負」。その日一番のメインイベントだ。
新宿には、慌ただしい昼休みに“短時間で最高の満足”をくれるランチの名店がある。老舗の天ぷら、中華の名店、静かな住宅街のスパイスカレー、再生されたパスタ屋、異国のブッフェ、本格江戸前鮨。ジャンルは違えど、どの店にも共通するのは「妥協なき一皿」へのこだわりと、次の戦いに挑む活力を与えてくれること。一瞬の余白で味わう、真剣勝負のランチ。その「正解」がここにある。

天ぷら船橋屋(天ぷら)

「天ぷら 船橋屋」で堪能する、歴史と油の一貫勝負

天ぷら船橋屋: 創業明治19年 新宿

新宿駅東口、ルミネの目の前にある「天ぷら 船橋屋」は、明治19年(1886年)創業の老舗天ぷら店である。初代店主が世田谷の船橋村出身だったことから屋号がつけられ、130年以上にわたり、新宿の喧騒の中で江戸前天ぷらの味を守り続けてきた。

天ぷら船橋屋: 創業明治19年 新宿

夜は本格的なコース料理が揃うが、ランチタイムには1,800円で気軽に楽しめるセットが人気だ。「宝」コースでは、海老天2尾、白身魚、旬の野菜3種、締めのかき揚げまでが揃い、ご飯と味噌汁はおかわり自由。カウンターでは職人が一つ一つ丁寧に揚げてくれる。

天ぷら船橋屋: 創業明治19年 新宿

使用する油は、伝統製法「玉締め絞り」で搾った高級ごま油。薄衣の中に食材の旨味が閉じ込められ、サクッとした食感とともに香りが広がる。海老天は軽やかな衣の中に弾力と甘みを湛え、噛むごとに香ばしさが立ち上る。

船橋屋

野菜はそれぞれの個性が際立ち、とくにピーマンのほろ苦さと旨味のバランスは秀逸。ラストのかき揚げにも海老がふんだんに使われ、最初から最後まで飽きが来ない構成だ。

天ぷら船橋屋: 創業明治19年 新宿

中でも特筆すべきは、芳醇な天つゆ。塩で食べる派にもおすすめしたい完成度だ。やさしく澄んだ味わいが、素材の輪郭をより鮮明に引き立てる。香り高い油とつゆの余韻が舌に残り、思わず箸が止まらなくなる。

新宿で落ち着いて本格天ぷらを味わいたいとき、「船橋屋」は記憶に残る一軒となるだろう。

店舗情報

  • 店名:天ぷら 船橋屋 新宿本店
  • 住所:東京都新宿区新宿3丁目28-14
  • アクセス:JR新宿駅東口 徒歩2分
  • 営業時間:11:00〜21:30(L.O. 21:00)
  • 定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
  • 電話番号:03-3354-2751

華心苑(中華)

華心苑〜新宿最強の街中華

センタービル地下で出会う、火力と旨味の街中華ランチ

新宿駅西口から地下道直結、雨の日も濡れずに行ける「新宿センタービル」の地下飲食街「新宿壱番街」に、知る人ぞ知る本格中華の名店『華心苑』がある。

華心苑〜新宿最強の街中華

テレビやメディアにはほとんど登場しないが、平日のランチタイムには近隣のビジネスパーソンで満席になるほどの人気店。週末も、口コミを頼りに訪れる一見客が絶えない。店内は肩肘張らず、気取らない街中華の空気感。一方で、厨房には本場・中国出身の料理人たちが立ち、メニューには広東と四川を軸に据えた本格的な中華料理がずらりと並ぶ。

華心苑〜新宿最強の街中華,きくらげたまご980円

ランチ限定の「定食」の中で、「きくらげたまご」のふんわり感、「ユーリンチー定食」のザクッと香ばしい衣、「野菜タンメン」の絶妙な塩加減とシャキシャキの野菜。どれを選んでもランチの満足度は高い。

華心苑

昼夜で食べられるが、おすすめは名物「五目そば」。たっぷりの具材とともに熱々の香ばしいスープが絡む、専門店ならではの一杯。ラーメン店では味わえない、強火の中華鍋で炒めた香りと旨味が際立つ。エビ、豚肉、野菜などそれぞれの具材が主役を張るかのような存在感で、五目という言葉に収まりきらない贅沢さがある。

コスパ、味、アクセスの三拍子がそろった、間違いなく“新宿ランチの定番”として覚えておきたい一軒である。

店舗情報

  • 店名:華心苑(かしんえん)
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル MB1F
  • 営業時間:月〜金:11:00〜15:00/17:00〜23:00、土:11:30〜15:00/17:00〜22:00
  • 定休日:日曜・祝日

Spice Bar モンカリー(カレー)

北新宿に潜む、静かなるスパイスの爆心地

Spice Bar モンカリー〜北新宿の南インド

ランチ限定のカレー屋さん。北新宿の静かな住宅街。その一角にぽつりと現れる黒いテントと小さな店構え。そこが、2022年にオープンしたスパイスカレーの名店『Spice Bar モンカリー』。街の喧騒から離れた場所ながら、通う者を確実に虜にする“カレーの楽園”だ。

Spice Bar モンカリー〜北新宿の南インド

カウンターのみの店内には、ほどよい緊張感と静けさが漂う。厨房に立つ店主は、複数の人気カレー店で修行を重ねた経験を持つ実力派。装飾を排し、無駄を省いた空間に、スパイスへの強い意志がにじむ。

Spice Bar モンカリー〜北新宿の南インド

おすすめは「ポークカレー」。岩手県産の岩中豚ロースをビネガーで漬け込んでからじっくり煮込んだ一品で、肉はホロホロ、脂はコク深く、酸味とスパイスが見事に調和する。長粒米との相性も抜群で、南インドの食文化を体感できる仕上がり。さらに、ナメ茸やヨーグルトなど副菜の構成も芸術的で、全体の流れを自然に整えてくれる。

食後のラッシーは、注文を受けてから丁寧にステアされる逸品で、口内をやさしく洗い流してくれる。

北新宿という静謐な土地に、異国の風と冒険心を運んでくれるスパイスの聖地。スパイスカレーの奥深さを、心から実感できる名店である。

店舗情報

  • 店名:Spice Bar モンカリー(スパイスバー モンカリー)
  • 住所:東京都新宿区北新宿1-30-1
  • アクセス:JR大久保駅北口から徒歩4分
  • 営業時間:11:30〜15:00(売り切れ次第終了)
  • 定休日:火曜日

BELLANOTTE【ベラノッテ】(パスタ)

ROLANDが惚れ込んだ、太麺パスタの名店

BELLANOTTE(ベラノッテ)

“人生最高レストラン”という言葉を聞くと、誰もが一度は心に浮かべる店があるだろう。それがフレンチの名店であれ、町の定食屋であれ、人の記憶に残る店というのは、料理だけでなく「物語」を持っている。

BELLA NOTTE(ベラノッテ)

ROLANDにとって、それが「BELLANOTTE(ベラノッテ)」だった。駆け出しホスト時代、彼がよく通ったのは「パンコントマテ 大久保店」。コロナ禍で閉店の危機を迎えたその店を、彼が引き継ぎ、新たに名付けたのがこのベラノッテである。名前の由来は、ディズニー映画『わんわん物語』に登場する主題歌のタイトル。イタリア語で「美しい夜」を意味し、ROLANDの美学が詰まった一軒として、2022年に再スタートを切った。

【パスタの名店】BELLANOTTE(ベラノッテ)〜パスタかパスタ以外か

ランチタイムは12時から15時まで。太麺(2.5mm)のスパゲッティを使用したもちもちのパスタが主役だ。とくに人気の「ウニクリームパスタ」は、濃厚な雲丹のソースがパスタにたっぷり絡み、初めて食べる人にも強烈な印象を残す。

パスタは注文時に300gまたは400gのボリュームを選べるほか、ランチセットには好みに応じてランチサラダやトースト、アンチョビガーリックトースト、デザート、コーヒーやブラッドオレンジジュースなどのドリンクを組み合わせることができる。

BELLANOTTE(ベラノッテ)

ランチメニューには、「ベラノッテのミートボールスパゲッティ」や「ベーコンときのこのバジリコ」「ペペロンチーノ」「トマトと茄子のソース」など、親しみのある王道イタリアンがそろう。どれも太麺の食感とソースの絡みが絶妙で、カジュアルながらも記憶に残る味ばかりだ。

新宿・大久保エリアで、雰囲気も味も楽しめるランチを探しているなら、ベラノッテは間違いなく候補に入る店である。

店舗情報

  • 店名:BELLANOTTE(ベラノッテ)
  • 住所:東京都新宿区百人町1-23-22 寿宝ビル1F
  • アクセス:JR「新大久保駅」から徒歩4分/「大久保駅」から徒歩3分
  • 営業時間:Lunch:11:00~16:00(L.O. 15:30)、Dinner:18:00~23:00(L.O.22:30)
  • 定休日:月曜日・第3日曜日
  • 席数:18席(カウンター・テーブルあり)

スクンビット ソイ55(タイ料理)

異国の風と炭火の香りに誘われて

スクンビット ソイ55〜新宿にあるタイ国商務省認定レストラン

新宿駅から歩くこと約7分。高層ビル群の地下に広がるランチスポットのなかでも、三井ビルの地下にひっそりと佇むタイ料理店「スクンビット ソイ55」は、タイ国商務省認定の本格レストランとして知られている。異国情緒あふれる店内に一歩足を踏み入れると、スパイスの香りがふわりと鼻をくすぐり、一瞬で日常の喧騒が遠のく。そこには、まるでバンコクの裏通りにある食堂のような活気と温もりがある。

スクンビット ソイ55〜新宿にあるタイ国商務省認定レストラン

ランチタイムに訪れたのは、平日11時半。開店直後にもかかわらず、すでに客席は次々と埋まっていく。人気の理由は、1300円で楽しめる平日限定のランチプチブッフェだ。7種類のビュッフェメニューに加え、選べるメイン料理までセットになった、コストパフォーマンス抜群の内容。

ビュッフェには、香り高いジャスミンライス、コクのあるタイカレー、甘酸っぱいヤム(タイ風サラダ)、熱々のタイスープに、炒め物や揚げ物、日替わりのデザートまで並ぶ。店内を埋める香りと彩りに、食欲がぐんと引き寄せられる。

スクンビット ソイ55〜新宿にあるタイ国商務省認定レストラン

この日のメインには、15食限定の「炭火壺焼きガイヤーンのせ炊き込みごはん」をチョイス。パリッと焼き上げられた鶏肉の表面からは、炭火特有の香ばしさが立ち上り、タイ米の炊き込みごはんは口に運ぶたびにほんのり甘みが広がる。炭火の香りとスパイスの香味が絶妙に混ざり合い、軽やかなタイ米との相性は抜群だ。

豪華さよりも、計算された丁寧な味わい。久しぶりに味わったタイ料理の一皿に、ふと「また一人でも来たい」と思わせてくれる店だった。スパイスの効いた温もりに包まれながら、タイの屋台を旅しているような、そんなひとときがここにはある。

店舗情報

  • 店名:スクンビット ソイ55
  • 住所:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング B1F
  • アクセス:都庁前駅徒歩3分、新宿駅徒歩8分
  • 営業時間:月〜金:11:00~15:00/17:00~22:00、土日祝:11:00~15:00
  • 定休日:不定休

すし屋 銀蔵 (寿司)

肩肘張らずに楽しむ寿司ランチ、コスパと温かさ

すし屋 銀蔵 新宿センタービル店

新宿西口、センタービルの地下に広がる「新宿壱番街」。その一角に、肩肘張らずに本格寿司が味わえる店がある。「すし屋銀蔵 新宿センタービル店」だ。新宿駅から徒歩5分。仕事場から歩いて15秒の距離にあるこの寿司屋は、日々の暮らしのなかにそっと寄り添ってくれる。

すし屋 銀蔵 新宿センタービル店

ランチでまずおすすめしたいのは、「さくら握りセット」(980円)。寿司8貫に味噌汁、茶碗蒸しまでついてくる破格のセット。ネタは一切手抜きがなく、寿司屋の本気が最も端的に表れるのがこのメニューだ。注文から13分で食べ終わるスピード感も魅力で、午後から会議や外回りが詰まっている日には大助かりだ。

すみれ握りセット 1300円

財布に余裕がある日は、「すみれ握りセット」(1300円)もいい。10貫に増えた握りは、名前の通り一皿一皿が華のように美しく、白身やイカといった繊細なネタも丁寧に握られている。味噌汁の湯気、茶碗蒸しのやさしさが、疲れた体にじんわり染み渡る。山葵の刺激も心地よく、午後の仕事に向けた気合いが自然と入る。

すし屋 銀蔵 新宿センタービル店,ネギトロとろろ丼

寿司以外のメニューにも注目したい。「ネギトロとろろ丼」(1000円)は、その名の通りふんわりとしたネギトロととろろが合わさった優しい一杯。味噌汁と茶碗蒸しとの相性も抜群で、心もほぐれるランチになる。「鶏の唐揚げ定食」(1000円)は、衣サクサク、中はプリプリ。濃いめの味付けがクセになる、まさに“寿司屋で唐揚げ”という裏切りの美味しさだ。

店内は102席と広々としており、掘りごたつやカウンター席も完備。スタッフは気さくな雰囲気で、まるで常連のような安心感がある。回らない寿司店の緊張感ではなく、街の定食屋のような温かさとプロの技が共存する場所。忙しいビジネスマンにとって、ここは新宿の憩いの場でもある。

店舗情報

  • 店名:すし屋 銀蔵 新宿センタービル店
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル B1F 新宿壱番街
  • 営業時間:11:30~14:30、17:00~22:30
  • 定休日:土曜・日曜・祝日
  • 席数:102席(カウンター・座敷・掘りごたつ)
  • 支払い:クレジットカード、PayPay利用可

新宿すしスタンド EDOMAE SS(鮨)

江戸前の伝統とユーモアが交差する、寿司ランチの最前線

新宿すしスタンド EDOMAE SS

江戸前鮨の伝統を、ポップに、ユーモラスに、そして本気で体験できるのが「新宿すしスタンド EDOMAE SS」。2022年1月にオープンしたこの店は、わずか7席のカウンターのみ。にもかかわらず、ランチは60分制で4,000円から、ディナーも6,000円〜と、鮨の“入り口”を広げてくれる良心的な価格設定がうれしい。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

この日いただいたのは、ランチの「レギュラー満タン」(6,000円)。コース終了後にアラカルトも追加できる、自由度の高さも魅力だ。中でも印象に残ったのは、コース外で注文したエビ。甘みがふわりと寄り添い、舌の上で静かに抱きしめてくる。派手さではなく、静かな余韻のある一貫。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

そして中トロは、まるで絵画のような味わいだった。淡く、柔らかく、それでいて記憶に残る。コースの中盤に登場したにもかかわらず、まるで締めのような存在感。続く巻き寿司も、赤酢のシャリがにじみ出すやさしい甘さで、「また来てね」と声をかけてくれるような温もりがあった。

新宿すしスタンド EDOMAE SS

この日のハイライトはウニ。人生で食べた中で、間違いなく一番おいしかった。芳醇で、官能的で、口に入れた瞬間、外の土砂降りすら忘れさせてくれる。まるで傘を忘れても晴れ間がさしてくるような、心に効く一貫だった。

店名に“スタンド”とある通り、格式ばった空気はない。けれど、出てくる鮨はどれも本気で、構えずに最高峰の味が楽しめる。姪や甥が新宿に来たら、ぜひ連れて行きたい。そんな、鮨の入り口としても、人生のご褒美としてもふさわしい一軒だ。

店舗情報

  • 店名:新宿すしスタンド EDOMAE SS
  • 住所:東京都新宿区新宿3-20-8 トップスハウスビル 1F
  • アクセス:新宿三丁目駅 徒歩約3分
  • 電話番号:050-5589-8005(要予約)
  • 営業時間:11:30~15:00、17:30~22:00
  • 営業日:月・木・金・土・日
  • 定休日:火曜・水曜
  • 席数:カウンター7席のみ
  • 予算目安:ランチ 4,000円〜6,000円/ディナー 6,000円〜11,000円

新宿最強グルメマップ

新宿おすすめモーニング

新宿・思い出横丁のおすすめ名店

新宿のおすすめラーメン

新宿のおすすめ中華料理

新宿おすすめカレー

新宿おすすめイタリアン

新宿おすすめ寿司・海鮮

新宿うどんの名店

新宿センタービルのグルメたち

食の憶い出を綴ったエッセイを出版しました

月とクレープ。

月とクレープ。Amazon  Kindle

『月とクレープ。』に寄せられたコメント

美味しいご飯を食べるとお腹だけではなく心も満たされる。幸せな気持ちで心をいっぱいにしてくれる、そんな作品。

過去を振り返って嬉しかったとき、辛かったときを思い出すと、そこには一生忘れられない「食」の思い出があることがある。著者にとってのそんな瞬間を切り取った本作は、自分の中に眠っていた「食」の記憶も思い出させてくれる。

{{comments}}