
- 価格:232円(税込)
- ジャンル:手巻おにぎり
- 製造:株式会社武蔵野
- カロリー:174kcal
セブンイレブンで働く、リアル・コンビニ人間が紹介する至高の逸品がある。
「手巻おにぎり 炭火焼紅しゃけ」

232円。おにぎりとしては、やや高額。だが、その価格をものともせず、絶対王者「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」を追い続け、売上ランキング常に2位。
「なんだ2位かよ」
そう思った瞬間、認識が甘い。セブンイレブンのおにぎりで2位ということは、1日20万個以上売れる。この数字を、冷静に計算してみる。
232円 × 20万個 × 365日 = 約169億円。
つまり、紅しゃけ1種で、大谷翔平の年俸を超える。もはや食べ物ではない。経済圏。だが、この商品の本質は数字ではない。味だ。

黒い海苔、整った三角形、中央に力強く刻まれた「紅しゃけ」。派手さはない。だが、圧倒的に美しい。
塩も、鮭も、主張しない。ただ、そこにある。余計な雑味がない。削ぎ落とされた味。それなのに、ひと口食べると、海辺で食べているかのような、あの空気感が立ち上がる。そして相棒は、やはりお茶。温かい一口を流し込むと、すべてが整う。
お茶と合うランキング、文句なしの1位。見た目もまた、完成されている。パリッとした海苔。中に潜む炭火焼の紅しゃけ。三角形というフォーマットの中に、無駄が一切ない。
静かに頂点を狙い続ける、もう一人の王。1位にならなくてもいい。だが、誰もが知っている。本当に美味いのは、こういうやつだ。
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食の憶い出を綴ったエッセイを出版しました!

『月とクレープ。』に寄せられたコメント
美味しいご飯を食べるとお腹だけではなく心も満たされる。幸せな気持ちで心をいっぱいにしてくれる、そんな作品。
過去を振り返って嬉しかったとき、辛かったときを思い出すと、そこには一生忘れられない「食」の思い出があることがある。著者にとってのそんな瞬間を切り取った本作は、自分の中に眠っていた「食」の記憶も思い出させてくれる。